本当にあった結露の怖い話

窓辺に結露が生じる季節がやってまいりました。毎日水滴をふき取るのも手間がかかりますが、放置してしまうと色々と問題が発生します。とくに厄介なのが、カビの発生です。 ガラス面やアルミサッシ自体にはカビが生えません。しかしガラスやサッシに付着したわずかなホコリやガラスを固定する樹脂部分には、カビが発生します。窓まわりの窓枠やビニルクロスの壁紙も同様です。 カビ菌は建材を汚すだけでなく、空気中を浮遊するので、人間が寝ている間に吸い込んでしまい、喘息やアレルギーなどの誘発にもつながります。

結露が深刻化すると

深刻化すると壁の中で結露が生じて、壁の中にある断熱材が水分を含み、断熱性能が低下してしまいます。そして腐朽菌が活発化し、柱や土台を腐らせるといった事態にまで発展しかねます。


特に断熱性が低い部屋での加湿は禁物です。加湿器で加湿をしなくても、ガスや石油の開放型ストーブやファンヒーターは、大量の水蒸気を発生させるので、湿度計を用意して、部屋の湿度60%を超えないように調節しましょう


結露防止の有効対策

何よりも部屋の換気が、結露防止に有効です。とくに日当たりの悪い北側の部屋などでは、換気が欠かせません。家具の背面なども湿った空気が淀みやすいので、カビの発生に注意が必要です。


手頃な対策としては、窓ガラスをペアガラスに交換したり、二重サッシにすることが有効的です。壁体内の内部結露が起こりうる部分では、新たに断熱材を設けることが望ましいです。


天然素材の断熱材も有効

断熱材にはひつじの毛を原料とした羊毛断熱材「ウールブレス」があります。ウールブレスは、羊毛100%の天然素材によって湿気の吸収・放出を行ない、常に壁の中の湿度を50~60%に保ってくれるので、壁体内の結露を防ぎ、建物の寿命を伸ばす効果を発揮してくれます。


国土交通省から防露認定と防火構造認定を取得しており、オーストラリア国立研究所も認めている高い耐久性を誇るオススメの商品です。国産材工房稲葉屋でも取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。