開けてみてわかること

リフォーム工事には、追加工事が発生する場合があります。その理由は、工事を始めてみないとわからない不確定な部分の存在があるからです。壁の中の状態、床下の造り、開けてみないと見えな箇所の不具合いなどです。 例えば浴室のリフォームの場合、タイルの壁や床を解体撤去したところ、柱や土台が腐っていたり、壁の断熱材の結露が発覚する場合があります。これらの交換・補強の工事が、追加工事となってしまいます。

予め事態を想定できる業者か?

開けてみて発覚した事項による追加は、避けられない事態ですが、リフォームを請け負った業者が、予めそういった事態を想定して事前に注意点を説明してくれることが重要です。同時に不具合が発覚した際に、時間をかけずに追加費用の金額を提示し、工事日程への支障を最小限に抑えて追加工事を遂行してくれる対応力が求められます。


経験や知識の少ない業者の場合、こうした追加工事が発生する事態を事前に想定することができず、お客様側とのトラブルに発展してしまうケースがあります。


業者選びのポイント

業者選びには、豊富な経験や知識量のある業者を選ぶこともひとつのポイントです。例えば「増改築相談員」という資格があります。これを有していれば、10年以上の実務経験者である証しになります。


「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」などの資格は、国家資格ですので、知識量のある資格者だと判断できます。他にも「一級施工管理技士」「二級施工管理技士」なども同様ですし、「ホームインスペクター(住宅診断士)」という資格もあるので、こうした資格の有無をリフォーム業者選びのひとつの判断基準にされるのもよいでしょう。