失敗しないリフォーム計画

リフォームしたいと漠然と考えていても、その一歩を踏む出さなければ計画は進みません。どんな準備が必要か、そのプロセスを整理してみましょう。    

予算を計算してみましょう

まずはじめにリフォームにかけられる予算を計算してみましょう。月々の生活費やローン等の支払いをチェックして、国や自治体などで行われている補助金制度なども調べてみてから、リフォームにいくらまでの金額が使えるのか計画を立てます。


次に広告や専門誌、インターネットなどを活用してリフォーム会社や設備機器、資材などの情報を収集して、自分の志向に合った依頼先をリストアップしておきましょう。


また家族内で話し合って、リフォームに対する要望や優先順位などを整理して、メモ書き等にまとめておくと良いでしょう。


そして信頼できるリフォーム会社や工務店、場合によっては建築家(リフォームに対応してくれる建築家)を選定し、依頼先候補をある程度絞った段階で、連絡を取って現場調査に来てもらいます。


現場調査から契約までの流れ

現場調査とは、リフォームを行なうにあたって、その家の寸法や老朽具合いなどの状態を調査することです。その際に自分達の要望を伝えて見積り依頼をします。


2~3社くらいの複数の業者に見積りを依頼して比較検討すると良いでしょう。中には10社とあまりに多くの業者に見積り依頼をかけてしまう方も稀にいますが、そういう人は各業者から様々な意見を受けて頭が混乱してしまい、結果的にリフォームを断念するケースに陥りがちです。


各業者からの見積書を受け取る際には、単に金額だけで比較するのではなく、プランニングの設計内容や使用される材料なども確認した上で、比較検討しましょう。


依頼先が決定したら、詳細な打ち合わせに突入します。設備機器や仕様材料などの確認は、カタログの写真だけで済ませるのではなく、実際の設備機器が展示されているメーカーショールームへ足を運んだり、材料の実物サンプルを取り寄せて手に触れて確認しておくことをおすすめします。


こうした確認を怠ってしまうと、リフォーム完了後に「思っていたイメージと違った」という後悔へと陥ってしまいがちですので要注意です。


数々の打ち合わせを重ねていくうちに材料やプラン内容の変更が生じて、最初のプランから見積金額が変動してゆくケースが多々あります。大幅な予算オーバーにならぬよう、注意して打ち合わせを進めましょう。


契約の締結は、最終的なプランが確定した段階で交わすようにしましょう。プランが確定しないまま契約を結んでしまうと、後々業者とのトラブルに発展してしまう可能性があるからです。


以上の点に注意して、失敗のないリフォーム計画を進めてゆきましょう。